老化の原因やその影響について|老化を防いだり遅らせる方法はある?

老化

老化が進むと健康や美容にとって様々な影響が出るので、年を取ることを嬉しいと感じる人は少ないと思います。

Hitomi

特に女性は美容に気を遣うので、肌のシワやシミ、たるみなども悩みですよね。

美容専門家の立場から老化というと美容に関係することばかり勉強してしまいますが、身体全体に関わってくるので最近は老化の原因・防止についても調べるようになりました。

  • 老化の原因は何なのか?
  • 老化が進むとどんな影響があるのか?
  • 老化を防ぐためには何をすればいいのか?

私はお医者さんではないので医学的な言及は避けますが、最近学んだ知識をこのページにまとめていきたいと思います。

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参考になるかわかりませんが気になる方は是非最後まで読んでくださいね。

目次

老化が進むのは活性酸素が原因?

老化の原因とは?

老化が進む原因は何なのか?気になったことはありませんか?

酸素の中には酸化力が強い酸素があることをご存知ですか?この酸化力の強い酸素を活性酸素と呼ぶのですが、本来、この活性酸素に因る細胞の酸化が老化の原因とされてきました。

少し昔の話となりますが・・・

かつて、生まれたばかりの地球には酸素はありませんでしたが、地球に生命が誕生し、進化していく段階で植物が生まれると、植物は大気中の二酸化炭素を吸収して酸素を吐き出すようになりました。

実はこれによって、酸素が有害となる生物は全て絶滅したと言われています。その後、ミトコンドリアによって酸素を消費できる生き物が次々と増加したのです。

ただ、生命維持に酸素が必要不可欠な生物でも、活性酸素による細胞の酸化によって老化し、やがて死を迎えることになります。酸化というのは鉄が酸化することで錆びて、やがてはボロボロになって朽ちてしまうのを想像すると分かりやすいかもしれません。


人間の体内でも活性酸素による酸化作用ががん細胞を発生させたり、細胞や組織を破壊するとされてきたのです。

しかし、2005年の7月に、老化の原因は活性酸素ではないという論文を日米合同の研究チームが米科学誌「サイエンス」に発表したことが、ニュースでも大きく取り上げられました。とはいえ、活性酸素が全く老化に関与していないという内容でもないようです。

一部での真偽が議論されたものの、現在でも活性酸素が老化の原因であり、抗酸化物質によって老化を遅らせることが出来るというのが一般的な見解のようです。

健康の敵!老化促進物質「C1q」ってどんな物質?

老化促進物質「C1q」を聞いたことがある人も多いと思います。

不老不死は昔から人類の憧れであり、古くから多くの研究がなされてきました。勿論、それは現代でも同じ事で、さまざまな研究が世界中で行われています。不老不死は夢であり人類の目標とも言えます。

近年、大阪大学の研究グループによって発見されたのが、加齢と共に血液中に増加していくC1qという物質です。

C1qとはタンパク質の一種で、年齢が進むほど血液中にC1qと言う物質が増えることが研究により発見されました。さらに、C1qを若い実験用マウスに注射すると筋肉の再生力が年を取ったマウスのように低下することも発見されたのです。

そして、逆にC1qを抑制することによって再生能力が改善することも実証され、C1qという物質が老化促進物質であることが分かったのです。

老化が進むと癌や心不全などの内臓器官の病気が増えることは誰でも知っているとおりですが、それらは老化が原因とされています。

例えば、癌の場合は、細胞の再生能力が落ちて不良の細胞を作り出してしまうことが原因と言われており、年を取るほどそのリスクが高まります。

このように老化が原因で起きる色々な病気や免疫反応に、C1qが大きく関与している可能性が示唆されたのです。
逆に言えば、C1qを抑制することで老化が原因の様々な病気を予防できる可能性が示されたことになり、つまり、老化を抑えることが出来る可能性が出てきたのです。

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今後、C1qを抑制する薬の研究・開発が世界中で行われることは間違いないでしょう。期待したいですね。

卵子も老化するって本当?

日本人が結婚する年齢はどんどん高齢化していますが、それに伴って不妊に悩む女性も増えてきているようです。

高齢になればなるほど、妊娠・出産が難しくなることはおそらく殆どの女性がご存知だと思いますが、比較的そこまで深く考えている方は少ないでしょう。

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私も何となくで考えていました。

昔は30歳で高齢出産と言われていましたが、現在では35歳の初産で高齢出産と呼ばれるようです。

医療技術が進んだことや不妊治療・体外受精・人工授精などの技術が進んだことで楽観視していたり、「自分は大丈夫」と思っている人が多いのです。

閉経してしまえば妊娠できないのは誰でも知っていますが、生理があるうちは自分の体力さえあれば大丈夫と思っている人も少なくありません。

案外知られていないのが卵子は老化する」という事実です。

男性の精子は毎日新しく作られますが、女性の卵子は産まれた時に既に卵巣の中に作られているのです。それが性成熟期を迎えると、毎月1つずつ排卵されるようになり、妊娠の準備が始まります。

産まれた時に既に卵巣の中に持っていた卵子が1つずつ成熟して、閉経までずっと排卵されます。

つまり、15歳で排卵された卵子も、50歳で排卵された卵子も、卵子が産まれた時期は同じという事になるのです。
そのため、高齢になればなるほど卵子が老化していきます。

卵子が老化すると、妊娠しづらくなるのはもちろんですが、生まれてくる子どもの奇形や先天的な病気のリスクも高まってしまいます。

一般に、35歳の女性が無事に出産できる確率は、20代女性の半分と言われています。

出産する年齢やタイミングはもちろん個人の自由ですが、女性だけでなく男性の方も卵子の老化については知っておきたいですね。

老化の影響について

老化の影響

老化が進むと様々な影響を受けます。身近なことで言うと、年を取ると何故か涙もろくなったりしますよね。私も映画を見て泣く機会が増えてきたように思います。

でも、本当に歳を取ると涙もろくなるのでしょうか?一説では、老化によって涙を排出するための器官である鼻涙管の機能が低下して詰まることが原因だとも言われています。

もっと詳しく解説すると、鼻涙管が詰まってしまうことで鼻の中に抜けるはずの涙が目から溢れてしまうことで、涙もろくなったように見えるという説です。

その他にも、目の周りには眼輪筋という筋肉があり、その眼輪筋の筋力が加齢と共に低下し、涙の排出量を上手くコントロール出来なくなるせいではないかとも言われているようです。

考え方を少し変えて脳や神経で言うと、感情を抑制している前頭葉の機能が低下して、自立神経を刺激するため、涙もろくなるそうです。

少し難しい話になってしまうのですが、人間の泣くという行為は大脳辺縁系の価値判断に基づいて脳内に発生する情動反応だと言われています。

大脳辺縁系内では、私達も知らない間に、知識や経験が積み重ねられており、そうすることで自然と広い範囲での価値観などを獲得しているのです。

歳を取るということは生きている時間が長い分、それだけ多くの人生経験を積んでいることだと思います。
このような経験の積み重ねと価値観の獲得によって、他人の痛みがわかるような人になっているのではないでしょうか。

他人の喜怒哀楽に共感して、自分のことのように涙を流すというのは、想像力と思いやりがなければできないことです。

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自分の経験と重ね合わせて涙するということもあるかもしれません。

いずれにしても、感情が高ぶって涙するというのは、ストレス解消や免疫力の向上に役立ち、体にもいいといわれていますから、我慢せずに泣いた方がいいですよ。

老化すると記憶力も低下する

老化と記憶力

人が年齢を重ねるにつれて老化していくのは、ごく当たり前のことです。体力も落ちていきますし、記憶力などもどんどんと低下してしまいます。

実は、この記憶力が老化によって最も衰えやすいと言われているのをご存知でしたか?アルコールを日常から多く摂取する人や睡眠時間が短い人は、さらに、記憶力が衰えやすいそうですから、注意が必要でしょう。

年齢を重ねると、新しいことを覚える機会も、自然と少なくなってきます。新しいことを覚える機会の減少も、記憶力を低下させていく要因の一つです。

でも、記憶力をトレーニングによって鍛えることで、脳の老化を防止することができますよ。例えば、書店には計算ドリルや漢字ドリルが売られていますよね。

あのドリルなどを使って、計算や読み書きをすると、記憶力の低下を防止してくれるのでおすすめです。

音読も脳の老化防止には効果的だといわれていますから、新聞などを声に出して読んでみるのもいいでしょう。

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それに、日常的に、記憶することを意識するのもいいですね。


毎食ごとに何を食べたかをメモに残したり、その日あった出来事を簡単な日記にして残したりするのも、脳を活性化させてくれます。脳の働きを活性化できれば、記憶力の低下防止に非常に効果的です。

脳を活性化させる運動としては、目の運動なんかもあります。

この運動はとても簡単で、目を左右に動かしたり、目をぐるぐる回したりするだけでいいのです。この運動をした後に記憶力テストを行った結果、運動をした人の方がテストの結果が良かったという実証済みの運動になります。

このように、簡単に毎日行えて苦にならないような運動やトレーニングで記憶力が落ちるのを防ぎましょう。

なぜ老化が進むと骨粗鬆症がおきやすくなる?

骨粗鬆症の人は、日本国内だけで500万人はいると言われています。

では、骨粗鬆症とは、一体どのような病気なのでしょうか。

骨粗鬆症を簡単に説明すると、骨密度が減少し、骨がスカスカになってもろくなってしまう病気です。普段はあまり意識することがありませんが、骨も毎日新陳代謝を行っています。

古くなった骨は破壊され、その破壊された部分に新しく作られた骨を埋め込んで形成されているのです。
正常であれば、バランス良く古い骨と新しい骨が入れ替わるのですが、骨粗鬆症になると、このバランスを上手く保つことが出来なくなります。

古い骨が破壊されるばかりで、その破壊のスピードに新しい骨の形成が追いつかなくなってしまうのですね。

実は、この骨の形成には様々なホルモンが関係していると言われています。その中でも、骨の成長に重要な働きをしているのが女性ホルモンです。

女性に圧倒的多く骨粗鬆症が見られるというのは、この女性ホルモンの減少が原因になります。女性は50歳前後に閉経を迎えると、この女性ホルモンの分泌量が急激に低下してしまいますよね。

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その影響で、新しい骨が形成されづらくなり、骨量が低下してしまうそうです。

女性ホルモンの低下以外にも、加齢と共に食欲も衰えていくので、日常生活で摂取するカルシウムの量が自然と少なくなっていってしまうのも骨粗鬆症の原因の一つです。

それに、近年では、偏食や極端で過激なダイエット、喫煙や飲酒の習慣が原因で若い女性にも骨粗鬆症が多く見られるようになってきています。

骨粗鬆症を予防するために、日頃からカルシウムやビタミンを意識的に摂取すると良いでしょう。

年を取ったら睡眠時間が減る理由とは?

人は加齢と共に体力が衰えていき、それと同時に、睡眠の質も変化するものです。

おじいちゃんやおばあちゃんは、とても早起きですよね?老化すると共に、寝つきが悪くなったり、深い眠りにつけず、何度も目を覚ましてしまったりというのは、当り前のように起こる現象なのです。

40代頃になると、なかなか満足な睡眠をとれなくなり、50代にもなると睡眠障害を訴える人も少なくありません。

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それに、高齢になると、体の不調を感じる人が多くなりますよね。

そうすると、睡眠時でもその体の不調のせいで深い眠りにつけず、心理的なストレスを受けて、さらに眠りを浅くしてしまうのです。

腰が痛くて思うように寝返りがうてなかったり、膝が痛くてなかなか寝付くことが出来なかったり・・・。このようなことが日常的に起こるようになってしまうでしょう。

あとは、ちょっとした寝室の環境変化でも、ストレスを受けて睡眠時間が減少してしまいます。

睡眠は、脳を休ませるための時間なので、脳がしっかり活力的に働いていないと、良い眠りは作り出せません。

実際、高齢にもなると、若い頃とは違って、仕事などで日中に拘束される時間が圧倒的に減少します。
それに、何かに専念することや集中することが極端に減るので、若い頃ほど脳を使わなくなってしまうことが多いのです。

脳が刺激のない退屈な状態におかれ、肉体的な疲労もそれほどないと、深い眠りにつくことは稀になってしまうでしょう。

また、歳を取ったら睡眠時間が減少する理由の一つとして、睡眠時間を維持したり、管理したりする機能の老化があげられています。

老人性難聴の症状について

老人性難聴という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

老人性難聴とは、加齢と共に起こる生理的現象の一つです。

老人性と表現はされていますが、発症する年齢には個人差があり、20代で発症してしまう人もいるようです。
若い頃から日常的に大きな音で音楽を聴き続けていたり、大きな騒音を日常的に感じていると、この老人性難聴になりやすいと言われています。

その他にも、内耳の血流が悪くなるような生活習慣病である高血圧や糖尿病を患っている人に多く見られる難聴です。
症状としては、初期段階ではほとんど自覚症状がなく、耳鳴りを頻繁に感じるようになります。
そのうち、段々と高い音が聴き取りにくくなり、気付いた時には、普通の音量で会話をしているのにその会話さえも聴き取れなくなっていることが多いそうです。

それが片方の耳だけでなく、両方同時に起こるのが老人性難聴の特徴とも言えるでしょう。

早い人だと20代で発症することもあるとお話しましたが、一般的には、大体50~60代の男女に多く見られる病気です。
聴力が低下したなと思ったら、まず耳鼻咽喉科に行って、検査してもらう必要があります。

あまりにも聴き取りづらいようなら、生活環境なども考えて自身に合った補聴器の装着を考えなくてはなりません。
難聴になってしまうと、周囲の情報が耳から入ってくることが少なくなるので、脳への刺激も少なくなります。

その結果、脳まで老化させてしまう危険性もあるため、早い段階で耳鼻咽喉科を受診してください。

老化を防ぐためには何をするべき?

老化を防いだり、遅らせることは可能なのでしょうか?

私達人間を含めて全ての動物は、残念なことに産まれた瞬間から死に向かって生きていきます。

大きな病気や怪我がなくても、成長期を過ぎれば時間とともに身体はどんどん老化していき、ついには老衰という死を迎えることになります。

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人間に限らず、全ての動物はたくさんの細胞から成り立っていますよね。

それらの細胞はそれぞれに必ず寿命があり、死んだ細胞の代わりとなる新しい細胞が次々に作られています。例えば、肌の場合だと28日周期で新しい細胞が生まれ、細胞はどんどん入れ替わっているのです。

老化とは、これらの細胞の生まれ変わりの機能が劣化していくことで起こります。

当然ながら、老化の速度には個人差があり、同じ年齢なのにしわくちゃでいかにも年を取っているなという人もいれば、ビックリするほど外見も行動力も若々しい人もいるものです。

一例として、強い紫外線を浴びて長年仕事を行う漁師さんなどは肌細胞の劣化が激しく、若いうちから老けて見えるようになってしまうと言われています。(中には若い漁師さんもいますが…)

逆に言えば、紫外線を出来るだけ肌に浴びせないようにすれば肌の老化を遅らせることが出来るという理屈にもなりますよね。

このように、肌の細胞だけに限らず脳の細胞にしても、内臓の細胞にしても生活習慣の改善やちょっとした気遣いをするだけで老化を遅らせることが出来ます。

近年では、そのように老化を遅らせることを「アンチエイジング」と呼び、特に女性たちの化粧品などに様々なアンチエイジング効果のある成分が配合されるようになりました。

紫外線に気をつけて、スキンケアにも気をつければ、美容の面では少しは効果が期待できるかもしれません。

脳の老化を防ぐには?

脳の老化を防ぐには?

私達が老化を防ぐには一体何をすればいいのでしょうか?

たとえば、私達人間の脳は20歳を過ぎると、一日に10万個もの神経細胞が死滅して老化していくと言われているのをご存知でしょうか?

大脳辺縁系にある海馬部分の神経細胞を刺激することが脳の老化を防ぐのに有効といわれており、海馬部分を刺激することで記憶力も高まるそうです。

また、脳の老化を防ぐためには、素足で歩くことが効果的とも考えられています。

実は、足の裏には脳をはじめとする体の各器官のツボが集中しているため、素足で歩くことで、脳や内臓などに刺激を送る海馬を適度に刺激することができます。

他にも計算ドリルや音読など、できるだけ脳を使うことで脳の働きが高まるだけでなく、記憶力も高まるということもよく言われてますよね。それに、音楽を聴いたり、街の音に耳を傾けることでも脳に刺激を与えることができます。

計算や音読で脳を使うことにより左脳が、音楽を聞いたり小鳥のさえずりに耳を傾けることにより右脳が刺激され、さらに素足で歩くことで、脳がバランスよく働くこととなり、老化を防ぐことができるのではないでしょうか。

普段あまり意識しないことですが、是非実践してみてください。

人は大人になるにつれて、好奇心というものが少なくなってしまうと言われています。子供の頃と全然違うそうです。

わからないことを調べたり、興味を持つことは、脳の細胞を活性化させる原動力になると言われているのですが、大人になるにつれて、恥ずかしい気持ちが先行し、こういった好奇心が減ってきてしまうようです。

脳の老化を防ぐためにも、色々なことに興味をもって脳を活性化していくといいのかもしれません。

老化と活性酸素の関係性

老化には、いわゆる活性酸素が関係していると考えられています。

そもそも活性酸素とは、呼吸をするだけで体内に取り入れられるとも言われていたり、呼吸の他にも、活性酸素の発生には、タバコや食品添加物、放射線や排気ガスなども関係があるそうです。

日常生活の中で私達が知らず知らずのうちに活性酸素を取りこんでしまっているということです。

また、活性酸素は過度のストレスや激しい運動などでも発生してしまいます。特にストレスは美容と健康の敵です。ストレスが溜まることはしょうがないですが、溜まったら発散する。この意識を変えるだけでも全然違うはずです。

紫外線にも気をつけよう

普段の生活の中で紫外線に気をつける女性も多いでしょう。

実は、紫外線の刺激も活性酸素を発生させる原因となっており、紫外線を受けて活性酸素が発生することで、シミやシワの原因となるそうです。さらに皮膚組織の奥深くにダメージを与えてしまい、老化の原因となるとも言われています。

皮膚に限らず、体内でも活性酸素が多く発生してしまうことが原因となって老化の症状が起こると言われており、体内に取り込まれた活性酸素は、体内で他の物質と結びつき、酸化という現象を起こすとされているのです。

活性酸素が酸化することで、毒性の強い活性酸素が人の体内の細胞を酸化させ、細胞を傷つけてしまいます。その結果、人は傷ついた細胞により、身体の機能が衰え、老化を招くという説があるのです。

活性酸素は、身体の色々な機能や脳にも影響があると言われており、老化に関係するだけでなく、大きな病気の原因となることも考えられます。

抗酸化作用が老化防止になるのは本当?

化粧品などでもよく使用されている抗酸化作用ですが、本当に老化防止・エイジングケアとして効果があるのでしょうか?

ここ数年、老化の原因は主に活性酸素による細胞や組織の酸化が原因であると言われてきました。
つまり、組織や細胞を酸化から身体を守ることが老化防止に繋がり、美容や健康の維持に役立つとされてきたのです。

2005年だったと思いますが、米国の科学誌「サイエンス」に日米合同の研究チームによる論文が掲載されたのが衝撃でした。「老化に活性酸素は関与せず」という内容で、美容研究家を目指していた私も衝撃を覚えました。

ただ、活性酸素が人間の体に良くないことだけは事実のようで、活性酸素が全く老化に関与していないと確定したものではありません。

実際、医療分野でも成人病や動脈硬化など年齢と共に増えるさまざまな病気の治療に抗酸化物質を利用しています。抗酸化物質は特に生活習慣病を防止する効果、癌や動脈硬化など老化に伴って発症率が増加する疾患の予防効果があるとされており、多くのサプリメント等にも利用されていますね。

抗酸化作用は、女性の美容効果・アンチエイジング効果を高めるための化粧品などにも利用されていますし、他にも食品の防腐剤としても利用されています。

抗酸化物質とは、その名の通り、酸化を防止する物質のことなのです。

この抗酸化作用によって細胞や組織を酸化から守ることで、少しでも細胞や組織を若い状態に保てるというもので、実際に一定の効果が得られているのも事実のようです。

※これらの研究はまだ全てが解明されたわけではありませんので、効果については保証できません。。

今この時点でいえることは、少なくとも活性酸素が決して体に良いものではないということです。老化防止のためには少しでも酸化を防いだ方が良いということは間違いないと考えています。

老化を防止できるサプリメント

老化を防止できるサプリメント

老化を防止するために色んな方法や食べ物などがあると思いますが、老化防止に効果的なサプリメントがあるのをご存知ですか?

最近では、サプリメントはドラッグストアだけでなくコンビニなどでも入手できるようになってきましたが、。そんなサプリメントの中でも、特に老化防止になるサプリメントはアミノ酸です。

アミノ酸は、20代後半から急激に減少する物質と言われており、私達人間の成長ホルモンの分泌を促す大切な働きを持っています。

アミノ酸系のサプリメントを摂取することで、成長ホルモンの働きを助け、筋肉が作られたり骨が丈夫に作られたりして体の中から若返る効果が少しでも期待できるでしょう。

他にも、老化の原因と考えられている活性酸素による体の酸化を抑える抗酸化作用のあるサプリメントとして有名なのは、コエンザイムQ10やセレン、ビタミンCやβ-カロチンなどのです。

Hitomi

特にコエンザイムQ10は昔から注目してます

コエンザイムQ10やビタミンC、β-カロチンは高い抗酸化作用が注目されており、老化防止の効果も高いと言われているのです。

私がコエンザイムQ10を知ったのは小学生の頃。”老化を防いでくれる成分です”とテレビで見て、小学生ながら今から飲めばずっと年を取らないのかな~と本気で考えていました(笑)

他には、セレンには抗酸化ミネラルが含まれており、体内で抗酸化酵素の原料になることで胃液の分泌を増やし、消化や吸収の機能を改善し、老化を防止する働きがあります。

DNA/RNA原料となる核酸物質というサプリメントを摂ると、細胞の新陳代謝を活発にすることができ、若々しさの維持にも効果が期待できます。

もちろんこれらのサプリメントは摂取するだけではダメなので、栄養バランスのよい食事と適度な運動とあわせてると老化防止に効果的です。

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